これは、2000年の講義内容で、最新版は、以下です。

http://edb.miyakyo-u.ac.jp/ugawa/class/1A5501-4/guide_to_biginners.html

ネットワークを利用する初心者へ

ルールとマナー、そして注意事項について

ネットワークを使えば、多くの人と瞬時に電子メールで連絡できたり、無数のWebページから様々な情報を取得できたり、とても便利である。しかし、そこは一般社会と同じで危険もいっぱい。どんどん使い始める前に、ルールとマナー、何に注意する必要があるか考えてみよう。

  1. ネットワークにつながっていることの注意点
    1. 自己責任の原則
      パソコンが学内に存在していても、電源を入れると世界中とつながっている。ネットワーク経由で学外に出たら、そこでの行動は、学外にいるのと同じ。十分な指導を心がけるが、最終的には、個人の責任において行動すること。→法律、規程の順守。
    2. 安全対策
      パスワードの管理。プライバシーは自分自身で自分を守る努力をすること。ウイルスに気をつける。
    3. 未熟な媒体であるがゆえの問題
      現在のところ文字を中心とした媒体で、表情、感情を十分伝えることができない。同時に会話することができないので、誤解を生みやすい。モラルが重要。
  2. 法律、規程の順守
    1. インターネットには管理者がいない。国を超えて犯罪は取り締まりが難しい。不正なネットワーク利用の禁止。アクセスが許されている場所以外は立ち入らない。他の媒体とくらべ法整備が十分とは言えない。
    2. 法律で禁止されている事項、各組織で禁止されていることの確認、利用既定、マニュアルをよく読むこと。
      著作権の侵害(記事、画像、キャラクター、音楽、楽譜、許可が必要)、商標の使用、肖像権の侵害(他の人の写真、パブリシティ権)、プライバシーの侵害、他人の社会的評価にかかわる問題(名誉毀損罪/侮辱罪)、わいせつな文書や画像の発信(リンクもだめ)、風俗営業(改正風俗営業法で届出が必要)、ねずみ講、未承認医薬品等の販売と広告、インターネット通信販売(訪問販売等に関する法律が適用、販売業者の電話番号、代表者または責任者の氏名(法人の場合)が表示を確かめる)、個人情報の保護(事前に本人、未成年者は保護者の承諾も)
    3. 参考ページ
      1. 「岡村久道氏 Home Page」
        http://www.law.co.jp/okamura/index.html
      2. ナプスター
        http://www.google.com/search?q=%83i%83v%83X%83%5E%81%5B&meta=lr%3D%26hl%3Dja
        http://www.goo.ne.jp/default.asp?MT=%A5%CA%A5%D7%A5%B9%A5%BF%A1%BC&WTS=ntt&SM=MC&DE=2&DC=10&_v=2
  3. パスワードの適切な管理
    1. パスワードを覚えることは、情報機器操作にとってもっとも大切なこと。
      1. 自分自身の利益(銀行のキャッシュカードの暗証番号と同じ)
      2. 他の人のための利益(盗難車が強盗に使われるのと同じで、パスワードが盗まれるとそれを使い犯罪に使われる。)
    2. パスワードをメモる以外の方法で忘れない方法を身に付ける。
      1. 携帯にメモ→落とすと大学のアカウントまですべて破られる。銀行の口座番号を入れている人はいないですか?
      2. メモるなら、何のことかわからない場所に書く必要がある→結局、頭に入れるしかない。
    3. 簡単なパスワードは意味がない。
      1. パスワードを推測するプログラムが作成されパスワード破りに利用されている現状→不正なアクセスの禁止、防御で、自分の利益を守り、社会を守る必要がある。
      2. 具体的なパスワードの設定方法などhttp://edb.miyakyo-u.ac.jp/ugawa/class/password_introduction.html
    4. 情報処理センターを含めだれもあなたのパスワードを聞く必要はない。だれかがあなたのパスワードを聞いたとしたら、その人はアヤシイ。
    5. あなたのパスワードはあなた以外誰も覚えていない。→なくしたパスワードは初期値に戻す。その時に通知書が必要利用。通知書は、卒業するまで大切に保管し参照できるようにすること。
    6. 他の人のアカウントを使わないこと。試しに別の人のメールアドレスでメールを出してみる→誰なのかまったくわからなくなる。
  4. プライバシーを守る
    1. 不必要に自分の情報を開示しないよう注意する。ストーカーに狙われる。嫌がらせを受ける。その他の被害にあわないようメールのシグネチャー(署名部分、すべてのメールに署名が自動でつくようにすることができるメールソフトが多い)に、自分の住所、電話番号を入れていいかどうか自分で判断すること。性別がわかる(アカウント名=メールアドレス)でさえ危ないと言われている。
    2. 電話番号090XXXXXXXX@docomo.ne.jpへのメールを間違って、別の人に送ってしまうと(シークレット番号も含め)電話番号がバレる。ローマ字@docomo.ne.jpに早速変更しよう。http://www.nttdocomo.co.jp/i/use/imail.html
    3. 他の人のプライバシーを覗かない、守ってあげることも重要
      不用意に自分のアドレスを開陳しているときは、「慎重に」注意してあげることも必要(「慎重に」というのは、言われることで、むっとする人もいるから)。
    4. トラブルの例
      1. 宣伝メールがたくさんくるようになった
        懸賞やアンケート調査を装って個人情報を集めて、宣伝メールSPAMの宛先として利用する。あまりに詳しい情報を登録時に問われるような場合には、疑ってかかる。無料のメールアドレス提供の申し出等は、疑ってかかる。
      2. メールアドレスは就職の時に必ず使う。dxxxx@students.miyakyo-u.ac.jpはステータス。大切に使おう。いざ嫌がらせを受けたとというときは、相談して欲しい。
      3. メールアドレスを他の場所で公開された。
        1. メールアドレスを悪用された、女性に脅迫メール40回
          http://www.mainichi.co.jp/digital/netfile/archive/200006/05-5.html
        2. メールアドレス、電話番号が掲示板で公開
          http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/soudan/haiteku/jirei/hibou2.htm
      4. メールを他人に覗かれた。様々な場合が考えられる。
        1. パスワードが盗まれている。パスワードを定期的に変更する。
        2. 通常、電子メールアドレス送り先を間違うとエラーメールになる。しかし、エラーにならず、別の人に届いく場合もある。学籍番号を1つ間違えると別の人に届く。自分自身でプライバシーを守ること。メールリスト等で、個人宛と思って返事を書くと、メールリストに参加している全員に送られることもある。メールの宛先に注意しよう。
        3. 重要な内容はメールで送らない。暗号化されていない電子メールは「はがき」と同じ(封書と違い裏返せば本文が読める)。間違ったアドレスに送る可能性、伝送の途中で他人の目に触れる可能性があることを承知しておこう。
        4. 本学のように、他の人と端末を共有している場合、特定のパソコンにメールが保存されない設定であることを確認する。具体的には、自分でログアウトした後、友人にそのパソコンにログインしてもらい、自分のメールが残っていないかどうか確認してもらう。
    5. クレジット番号クレジットカードを使われた。(自宅での注意?)
      インターネットショッピングでは、クレジットカード番号を入力するだけで、買い物ができる。そのためクレジットカード番号を送るる場合は、送り先、送る方法、相手がセキュアサーバを使っているかどうか等について、十分注意すること。(大学のパソコンでインターネットショッピングを行っていいかどうかは別問題)。
      参考:こちらから情報を送るときの注意(Netscapeでみる最初のWarning 画面)
      http://edb.miyakyo-u.ac.jp/ugawa/class/First_Security_Warning.html
    6. クッキー(Cookie)の設定
      クッキーは、インターネットショッピング等過去に来た顧客かどうか等をブラウザ(パソコン)側にファイルを残させることで、手間を省いたり、よいサービスを提供できるものであるが、悪用されると、どのページを見たか等の情報を収集されるおそれがある。クッキーの利用に際しては、ブラウザの設定で「Cookieを常に受け入れる」かどうか等を選択できるので、利便性とリスクを自分の責任で判断して利用する。
  5. コンピュータウイルス
    1. むやみにクリックしない。ファイルをダウンロード(取得)しない。ダウンロード先のサーバが信用できるかどうか、ドメイン名で確認すること。コンピュータウイルスは、フロッピー時代と違いインターネットで伝染するようになってからスピード伝搬力を身に付けた。
    2. 本学の過去、コンピュータウイルスの現状とそのための対策が行われていること=他人からもらったフロッピーや電子メールに添付されるウイルスがある。見知らぬ人はもとより、知った人からのメールも要注意。
      I love you ウイルス、毎日新聞より
      http://www.mainichi.co.jp/digital/netfile/archive/200005/08-3.html
  6. モラルを磨く
    1. インターネットはここ数年で発達したあたらしい媒体。人類が経験したことのない新しい通信技術。便利だが、相手の顔、感情が見えない道具です。気持ちを伝えるのが不得手。
      news://news.miyakyo-u.ac.jp/japan.yoso
    2. 一台のパソコンであるがネットワークで世界中と結ばれている→様々な面での注意事項が発生する。顔が見えない電子メールの世界、信用できないWebページ
    3. 他の人の住所氏名、メールの内容を示す場合には、了解をとってから。
    4. 厳しい社会の目、大学人、そして教育関係者としての自覚
      1. 自分の発言、Webページの公開内容に責任を持つ。
      2. 電子メールのアドレス、パソコンのIPアドレスはすべて本学からの接続であることが示されている。Webやメールの接続記録はすべて残されている。
      3. 掲示板荒し
        1. 誹謗中傷。個人情報の無断公開。他人になりすまし。
        2. 本学の例:自分だけはバレない=ログを取っていることが理解できない
          http://edb.miyakyo-u.ac.jp/ugawa/class/1A5501-3/abuse1.gif
          http://edb.miyakyo-u.ac.jp/ugawa/class/1A5501-3/abuse2.gif
          http://edb.miyakyo-u.ac.jp/ugawa/class/1A5501-3/server_log.html
        3. 他大学の例:名誉棄損→警察による差し押さえ→罰金刑
      4. アルバイト、他大学の例:
        1. Webページで“代返”を有料で募集
        2. 「携帯電話を格安で販売」とNetnewsに投稿しまくる
        3. 大学から宣伝メールを大量に出す
          http://www.mainichi.co.jp/digital/netfile/archive/200004/24-2.html
      5. その他。他大学の例
        1. 他人のパスワードを盗み見してアカウントを盗用… アイドル人気投票のため、他人のメールアドレスが欲しかった
        2. センター長を名乗って「アカウントを停止したから事務室に来るように」といたずらメール
        3. 犯罪行為「学部生のメールアドレス売ります」と企業にメール
        4. 商用雑誌のホームページを学内で運営
        5. 猥褻図画の公開、市販ソフトウエアの公開
        6. 著作権侵害
  7. 学内端末を使用するときの注意
    1. 「機器やネットワークは公共のもの」との認識、他者への配慮
      1. 税金で運営されていること=私的な利用の禁止。
      2. 機器、ネットワークの効率的利用を心がける。占有、浪費する行為は禁止。
      3. ソフトウエア持ち込み、持ち出しは禁止。違法コピーの流通の阻止。
      4. 持ち込み機器、勝手なソフトウェアの導入、設定の変更でシステム破壊が起こる。
      5. 本学の教育用端末の目的、皆さんに課せられた課題
        1. 教育研究に使用するものであること
        2. 道具としてのコンピュータの重要性=情報検索、各種連絡等ネットワーク端末として必須
        3. 自分で使え、人に指導できるようになることが目標
    2. 利用者、管理者の責任範囲
      1. 管理者は、みなさんが正常に使えるようにする責任がある。逆にみなさんは、異常があったらかならず担当教官や管理者への報告する義務がある。
      2. 利用者は以上の注意をよく読み、本学の教育用端末を正しく利用すること。
  8. その他の注意
    1. アダルトページをアクセスしていたら、KDDからかけたことがない国際電話の請求が来た。ダイアルアップ先を書き換えられた。(自宅での注意)
      警視庁が提示した例:
      http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/soudan/haiteku/jirei/kaden1.htm
    2. インターネットオークションで詐欺にあった。(自宅での注意?)
    3. ケーブルモデムで接続中に自宅のパソコンの中身を覗かれた。(常時接続、自宅での注意)
  9. メールに関する個別の注意
    1. 技術的問題、礼儀作法、サブジェクトの書き方、いつ届くかわからない。葉書と同じ。添付書類
      岩崎氏@金沢大学のTips for E-Mail
      http://www.cgh.ed.jp/netiquette/emailtip.txt
    2. 添付書類は私は嫌い
      http://edb.miyakyo-u.ac.jp/ugawa/a-attachement.html
    3. その他
      1. 未熟な媒体。内容は短く、簡潔に、わかりやすくを心がけよう。
      2. 発信内容に責任をもつこと。自分のプライバシーを守ることと相反するが、自分の所属を書き、相手に誰からのメールであるのかわかるようにしないと要件が伝わらない。最悪の場合、読んでももらえない。
      3. 失礼がないように、初めての人には、自己紹介からはじめよう。(メールを送っていいかどうかも問題)。メールアドレスがわからないときは、メルで聞くのか?
      4. 普通の手紙を書く場合と同様の礼儀と相手に対する配慮を忘れない ように 文字だけで気持ちを伝えることは非常に難しい。熱くならないようにすること。メールでは冗談やしゃれは普通の手紙以上に通じにくいことを理解しておくように。
    4. 根も葉もないうわさ、ねずみ講メール、不幸の手紙インターネット版、宣伝メール。
      1. GoodTime Hoax http://ciac.llnl.gov/ciac/CIACHoaxes.html
      2. チェーンメール
        1. 磯原高校の教育
          http://www.isohara-h.kitaibaraki.ibaraki.jp/kojnjoho/chn_mail/chn_mail.asp
        2. 「善意」がチェーンメールに、毎日新聞より
          http://www.mainichi.co.jp/digital/netfile/archive/200005/31-4.html
    5. 就職したら注意! 私用メールでリストラも。

参考URL

  1. 「インターネット利用する方のためのルール&マナー集」電子ネットワーク協議会
    http://www.enc.or.jp/enc/code/rule/index.htm
  2. 「インターネットを利用する子供のためのルールとマナー集」電子ネットワーク協議会
    http://www.enc.or.jp/enc/code/rule4child/index.html
  3. 「ネチケットホームページ」高橋邦夫
    http://www.cgh.ed.jp/netiquette/